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知財ニュース399号

発行:特許庁委託(公財)日本台湾交流協会
台湾知的財産権ニュース
(No.399)
発行年月日:2026年1月30日発行

主要ニュース目次

1. 智慧局ニュース
(2026年1月21日 智慧局ニュース全訳)
1-1 専利審査基準第二篇第1、3、11章の英訳(2024年版)を公表
(2026年1月22日 智慧局ニュース全訳)
1-2 営業秘密刑事事件-台湾台北地方裁判所2018年度智訴字第7号、2019年度智易字第62号判決(1140521)
(2026年1月22日 智慧局ニュース全訳)
1-3 営業秘密民事事件-知的財産及び商業裁判所2022年度民営訴字第15号、2024年度民営上字第2号民事判決(1121117、1140605)

2. その他一般
(2026年1月21日 経済日報全訳)
2-1 友達光電がクラリベイトの「Top 100グローバル・イノベーター」に五年連続で選出
(2026年1月22日 経済日報全訳)
2-2 工業技術研究院、クラリベイトの「Top 100グローバル・イノベーター」に十回目の選出
(2026年1月22日 経済部ニュース全訳)
2-3 経済部智慧財産局副局長に胡秉倫商標権組組長が就任

1.智慧局ニュース

(2026.01.21 智慧局ニュース全訳)
1-1 専利審査基準第二篇第1、3、11章の英訳(2024年版)を公表
www.tipo.gov.tw/tw/tipo1/799-71523.html
専利審査基準の英訳の内容を現行の専利審査基準と一致させるため、専利審査基準第二篇第1章「明細書、専利請求の範囲、要約及び図面」、第3章「特許要件」及び第11章「専利権存続期間の延長」の英訳の内容を2024年版に更新した。

前述した各章の英訳の更新内容は以下のとおり:

第1章:中国語版の2024年における修正・追加内容
第3章:中国語版の2021、2022、2023、2024年における修正・追加内容
第11章:中国語版の2023、2024年における修正・追加内容

※英訳は上記リンク先の「相關連結(関連リンク)」からダウンロード可能。

(2026.01.22 智慧局ニュース全訳)
1-2 営業秘密刑事事件-台湾台北地方裁判所2018年度智訴字第7号、2019年度智易字第62号判決(1140521)
www.tipo.gov.tw/tw/tipo1/799-71531.html
本件の事実関係、判決要旨及び裁判所の見解を要約し、裁判所による「営業秘密の秘密性」の判断、「営業秘密法第13条の1第1項第4号の犯罪」の判断、及び「法人への罰則における『当該行為を防止するためにあらゆる努力を払った場合』」の判断について分析した。

※詳細については、上記リンク先の「相關連結(関連リンク)」の「臺灣臺北地方法院107年度智訴字第7號、108年度智易字第62號刑事判決(知的財産及び商業裁判所2018年度智訴字第7号、2019年度智易字第62号刑事判決)」を参照。

(2026.01.22 智慧局ニュース全訳)
1-3 営業秘密民事事件-知的財産及び商業裁判所2022年度民営訴字第15号、2024年度民営上字第2号民事判決(1121117、1140605)
www.tipo.gov.tw/tw/tipo1/799-71532.html
本件の事実関係、判決要旨及び裁判所の見解を要約し、裁判所による「部品の『寸法公差』は秘密性を具備するか」の判断を分析した。

※詳細については、上記リンク先の「相關連結(関連リンク)」の「智慧財產及商業法院 111年度民營訴字第15號、113年度民營上字第2號民事判決(知的財産及び商業裁判所 2022年度民営訴字第15号、2024年度民営上字第2号民事判決)」を参照。

2.その他一般

(2026.01.21 経済日報全訳)
2-1 友達光電がクラリベイトの「Top 100グローバル・イノベーター」に五年連続で選出
友達光電(AUO)は21日、クラリベイトが発表した最新の「2026年Top 100グローバル・イノベーター」(Clarivate Top 100 Global Innovators)に五年連続で選出され、国際的な専門機関から評価を得たと発表した。ディスプレイ技術、スマートモビリティ、垂直市場という三本の事業の柱による戦略の下、AUOは変革の勢いを継続的に加速し、関連分野における研究開発と専利の優位性を活かし、イノベーションの力で産業競争力を牽引している。

クラリベイトは、世界の発明データベースと「発明強度指数(Invention Strength Index)」を用いて、専利の影響力、成功実績、投資能力、技術の独自性を総合的に評価しており、一定の規模と最近の業績を有する機関を選定対象としている。今年の結果では、AI関連専利が急速に増加しており、選出された機関は世界で最も影響力のあるAI発明の16%を占めていることが示された。

クラリベイトの知的財産事業グループのMaroun S. Mourad総裁は次のように述べた。「AUOが5年連続でTop 100グローバル・イノベーターに選ばれたことを心よりお祝い申し上げる。急速に変化する業界環境において、この栄誉は特に意義深いものである。AUOは、オプトエレクトロニクス分野における技術研究開発と専利ポートフォリオにおいて、一貫して優れた実績を示し、製品イノベーションと知的財産保護の両面で高い能力を発揮している。AUOが市場における影響力を拡大する中でも優れた専利管理の質を維持していることも確認されている。AUOと長期的に連携し革新的なソリューションで市場の発展をリードできることを光栄に思う。」

2025年末までのAUOの累積専利出願件数は33,000件超、世界で登録査定となった専利件数は25,500件超であり、そのうち97%が特許であった。AUOの最高技術責任者である廖唯倫氏は、「AIがもたらす技術革新は身体性AIへと向かっており、ディスプレイ分野により多様な発展の機会が提供されていている。AUOは、ディスプレイ技術、スマートモビリティ、垂直市場という三本の事業の柱により、コア技術の継続的な深化と研究開発プロセス全体を推進してきた。クラリベイトから多数回評価されたことは、これら関連分野におけるAUOの先見性とイノベーションの原動力を示すものである」と述べた。

AUOはディスプレイ技術分野におけるエネルギー効率と炭素削減の技術革新で卓越した実績を挙げている。2025年末までにAUOは世界で4,880件を超える省エネ・炭素削減関連専利を取得し、年間取得件数の86%がマイクロLED関連となっており、AUOがディスプレイ技術開発をリードし、グリーンイノベーションによる持続可能な未来の実現に積極的に取り組んでいることが示されている。スマートモビリティ分野では、AUOは車載アプリケーションとスマートコックピット技術の開発を積極的に進めており、2025年には台湾における関連特許出願件数が約20%増加した。垂直市場については、AUOは多様な分野に継続的に展開している。医療とグリーンエネルギーに加え、通信アンテナ、コパッケージドオプティクス(CPO)、ディスプレイ分野以外のソフトウェア、インターネットやAI産業の関連技術分野にも専利ポートフォリオを展開し、着実にイノベーションの領域を拡大している。

(2026.01.22 経済日報全訳)
2-2 工業技術研究院、クラリベイトの「Top 100グローバル・イノベーター」に十回目の選出
クラリベイト(Clarivate)は昨日(21日)、2026年「Top 100グローバル・イノベーター」を発表した。経済部産業技術司の支援を受け、工業技術研究院(ITRI)は先見性のあるイノベーション研究開発と専利ポートフォリオに取り組み、九年連続で選出されている。今年は十回目の「Top 100グローバル・イノベーター」への選出となった。

世界で選出された研究機関はわずか三機関にとどまり、ITRIはその一つ。アジア太平洋地域の研究開発機関として最多の選出記録を更新し続けている。ITRIは、技術の独創性、影響力、国際性、実績、件数等の五つの専利指標において卓越した研究開発力を示し、ASML、Apple、三菱電機、東芝、クアルコム、ダウ等の国際的に著名な企業と肩を並べている。

クラリベイトのTop 100グローバル・イノベーターは長年、専利データに基づいて世界中の企業や組織のイノベーション能力を分析してきた。科学的な専利指標に基づいて評価し、優れた機関のイノベーションへの取り組みと卓越した創造力を称賛する。クラリベイトの知的財産事業グループのMaroun S. Mourad総裁は、ITRIがTop 100グローバル・イノベーターに九年連続、通算十回目の選出となったことは、世界的な専利保護への揺るぎないコミットメントを示していると述べた。ITRIは最先端の研究開発成果を効果的に具体的な技術へと変換し、産業の力を強化するだけでなく、様々な重要分野における長期的な競争力の基盤を築き、台湾の産業イノベーション・エコシステムにおいて重要な役割を担っている。

ITRIの張培仁院長は次のように述べた。Top 100グローバル・イノベーターへの十回目の選出は、ITRIが知的財産権分野で深めた知見と国際競争力を証明している。急速に変化する国際情勢に対応するため、ITRIは「専門人材を集積し、台湾に根差し、グローバル展開する」という三つの主要戦略に注力しており、院内外の産学研の分野横断型の研究開発力を積極的に統合し、大学・専門学校、産業界と連携して人材と産業を緊密に結びつける共創バリューチェーンを構築し、国家の先進的科学技術戦略を支える人材と技術の礎となっている。また、ドローンやロボットといった重要分野に注力し、高品質な専利技術を産業高度化の具体的な原動力へと転換し、ハイテク産業の競争優位性を確保するとともに、中小・伝統企業の高度化・転換を支援している。

ITRIの海外での専利件数は台湾内の専利件数の二倍近くあり、国際的な専利ポートフォリオの優位性を活用して、世界のサプライチェーンにおける重要な役割を担っている。また、他国との連携を通じて、台湾産業のグローバル市場への進出を支える強力な盾となり、台湾企業が戦略的に重要な地位を獲得することを支援している。

(2026.01.22 経済部ニュース全訳)
2-3 経済部智慧財産局副局長に胡秉倫商標権組組長が就任
www.moea.gov.tw/Mns/populace/news/News.aspx?kind=1&menu_id=40&news_id=121668

経済部は2026年1月22日、智慧財産局副局長に商標権組組長の胡秉倫を就けることを決定した。

胡秉倫は現在61歳。国立台湾海洋大学海洋法律研究所修士。2000年、経済部専利商標審査官試験三等試験経済建設行政科に合格。智慧財産局において商標審査官補、商標審査官、商標審査官兼科長、商標シニア審査官、副組長、組長等を歴任し、2018年には経済部の模範公務員に選出された。知的財産権の様々な戦略方針に精通し、商標分野の専門性、法律知識、リーダーシップを兼ね備えた、知的財産分野における優秀な女性管理職である。今後はその商標専門知識と行政管理能力を活用して智慧財産局の知的財産業務の推進を支えていく。

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