発行:特許庁委託(公財)日本台湾交流協会
台湾知的財産権ニュース
(No.376)
発行年月日:2024年12月13日発行
主要ニュース目次
1. 智慧局ニュース
(2024年12月1日 智慧局ニュース全訳)
1-1 「スタートアップ企業積極型専利審査試行作業方案」の改訂を公告 2025年1月1日より発効
(2024年12月2日 智慧局ニュース全訳)
1-2 「電気自動車産業のコア部品開発専利動向分析」報告書 多いにご参考にしていただきたい
(2024年12月4日 智慧局ニュース全訳)
1-3 本局が「専利商品化教育PRネット」と「中小企業IP専門コーナー」のサイトデータを本局公式ウェブサイトに移行完了し、旧サイトは2024年12月16日(月)午前10時からサービスを停止する 新旧ユーザーに多いにご利用いただきたい
(2024年12月9日 智慧局ニュース全訳)
1-4 第4回「台湾・カナダ知的財産政策対話会議」が無事終了
2. 模倣品関連
(2024年12月4日 中国時報第A8面要訳)
2-1 不法APPをダウンロードして映像鑑賞する方法の文章を投稿 3人は犯行を認める 海賊版の鑑賞指導で6億台湾元の権利侵害 インフルエンサーを書類送検
1.智慧局ニュース
(2024.12.01 智慧局ニュース全訳)
1-1 「スタートアップ企業積極型専利審査試行作業方案」の改訂を公告 2025年1月1日より発効
www.tipo.gov.tw/tw/cp-85-985701-34055-1.html
一、 本局が2024年に試行した「スタートアップ企業積極型専利審査試行作業方案」(以下「本方案」という。)は本年(2024年)12月31日に満了となる。国家賞を受賞したスタートアップ企業及び政府の指導を受けた企業が出願後4か月以内に専利取得し、スタートアップ産業の知的財産ポートフォリオ促進のため、本局は本方案内容を改訂した。適格な申請人として、設立8年未満の企業の第1種出願人のほかに2年以内に国家賞を受賞したイノベーション研究開発能力を有する企業の第2種出願人と本局が実施機関に委託して支援した企業の第3種出願人を新設して、2025年1月1日より発効する。改訂方案の内容とQ&Aは、上記リンク先の智慧局サイトの「檔案下載(ファイルダウンロード)」を参照のこと。
二、 本方案を利用したスタートアップ企業の感想は、下記リンク先の智慧局YouTubeを参照のこと。
(一) 抱樸科技股份有限公司
(二) 曼堤司高位股份有限公司
(三) 優思瑪特股份有限公司
(2024.12.02 智慧局ニュース全訳)
1-2 「電気自動車産業のコア部品開発専利動向分析」報告書 多いにご参考にしていただきたい
www.tipo.gov.tw/tw/cp-85-985707-b0213-1.html
世界の自動車産業がネットゼロ政策に直面しており、各国で燃料型自動車の電動化が加速している。台湾は2050年の輸送車両電気化の目標実現のため、まさに電気自動車産業のコア部品開発政策を積極的に推進しているところである。今後、電気自動車は高知能化、高効率化に向かい、放熱と熱管理技術が焦点となる。
本報告書は、Derwent Innovation専利データベースから、2014年~2023年の電気自動車に関する放熱技術専利を収集し、「電池放熱」、「モーター放熱」及び「熱管理システム」等の技術テーマに分けて電気自動車の放熱の専利と動向を分析し、各テーマの具体的事例を紹介するものである。台湾の電気自動車産業の技術発展の参考の一助となることを期待している。
※「電気自動車産業のコア部品開発専利動向分析」報告書は、上記智慧局ウェブサイトのリンク先の「檔案下載(ファイルダウンロード)」からPDF書類(中国語)をダウンロードできる。
(2024.12.04 智慧局ニュース全訳)
1-3 本局が「専利商品化教育PRネット」と「中小企業IP専門コーナー」のサイトデータを本局公式ウェブサイトに移行完了し、旧サイトは2024年12月16日(月)午前10時からサービスを停止する 新旧ユーザーに多いにご利用いただきたい
www.tipo.gov.tw/tw/cp-85-985722-4404f-1.html
1. 知財情報を継続して提供するため、本局では「専利商品化教育PRネット(中国語:專利商品化教育宣導網)」と「中小企業IP専門コーナー(中国語:中小企業IP專區)」のサイトデータを、公式ウェブサイトの商品化コーナー及び中小企業IP専門コーナーに移行した。新旧ユーザーに多いにご利用いただきたい。
2. 「専利商品化教育PRネット(中国語:專利商品化教育宣導網)」と「中小企業IP専門コーナー(中国語:中小企業IP專區)」は、2024年12月16日(月)午前10時をもってサービスを停止する。
関連リンク
公式ウェブサイト内の商品化コーナー(中国語:商品化專區):
www.tipo.gov.tw/tw/np-1006-1.html
公式ウェブサイト内の中小企業IP専門コーナー(中国語:中小企業IP專區):
www.tipo.gov.tw/tw/np-1025-1.html
(2024.12.09 智慧局ニュース全訳)
1-4 第4回「台湾・カナダ知的財産政策対話会議」が無事終了
www.tipo.gov.tw/tw/cp-85-985786-4cfd7-1.html
第4回「台湾・カナダ知的財産政策対話会議」は今月3日、台北にて対面形式で開催され、双方は「デジタルトランスフォーメーションの経験及び成果」、「専利出願前の公開/グレースピリオド」及び「知的財産権意識の普及」等の議題について意見交換を行った。
2.模倣品関連
(2024.12.04 中国時報第A8面要訳)
2-1 不法APPをダウンロードして映像鑑賞する方法の文章を投稿 3人は犯行を認める 海賊版の鑑賞指導で6億台湾元の権利侵害 インフルエンサーを書類送検
有名なインフルエンサーである「電腦王阿達」、「瘋先生」は、SNS上に各種3C、テクノロジー新知識、ジェイルブレイクを教授する文章等をシェアしており、フォロワー数は40万人以上に達している。刑事局智慧財産権大隊偵察第二隊は4月に日本の一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)等の著作権者より、海賊版映画・ドラマのソフトAPPが教授・頒布されている疑いがある旨の通報を受けた。
「瘋先生」の梁(男、40歳)、「電腦王阿達」の沈(男、51歳)及び林(男、33歳)の3人は、インターネット上で海賊版の映画・ドラマのAPPのダウンロード方法やダウンロードのリンク先URLを提供し、掲載した権利侵害の文章53編が55万人あまりに閲覧され、広告収入の利益を得ていたとの疑いがもたれている。これらの不法APPは映画・ドラマのAPPではない合法的なプログラムを装ってAPP STOREに掲載されており、インストール後にユーザーがキーワード等を入力すると海賊版の映画・ドラマモードに変換される仕組みで、数百部の国内外映画、ドラマ、アニメ、バラエティ及びドキュメンタリーの著作権の内容を侵害し、権利侵害市場価格は6億台湾元(約27億円)を超えるとみられている。
沈(男)等3人は犯行を認め、著作権法違反により台南、台中地検署に送検された。検察側の取り調べの後、梁(男)は保釈金1万元(約4万6千円)で、沈、林は保釈金なしで釈放された。
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